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LightSoup

Tue, 22/01/2013

ガーナの定番スープ。ライトスープです。


トマトベースの玉ねぎ、コンソメ味。これがガーナ料理のすべてのベースです。

どろっとしたトマト味のシチュウはごはんにかけて。
それに対してさらっとしたスープはフフやバンクーといったおもち状の主食と共に食べるのが一般的。

ヤムいもやプランテーンを蒸してから、杵と臼でついて作る食べ物がフフです。とうもろこしの粉で作って発酵させたのがバンクー。他にも主食は色々あります。とれるものが少ないから食材も少なく、炭水化物でおなかを膨らまそう、という食文化。

にぎりこぶしより大きなフフと、ラーメンどんぶりくらいのライトスープを、ガーナの人はぺろっと食べてしまいます。ちなみに噛まずに飲むんだそう。そばの要領です。

食べる時はもちろん手。ガーナに行く前は、え?どうやって??と思っていましたが、帰ってきたら、スプーンでこれを食べることに違和感がすごい。
フフとライトスープは手じゃないと嘘。ごはん系はスプーンで食べます。

先日ガーナの織物や布を使って洋服を作っているMAMA AFRICAの方と、アフリカンダンスや音楽をやっている方だったり、いろんなおもしろいことしている方々と、一緒に日本でフフを作っちゃえ、とぺったんぺったんしてきました。


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できるもんですね、手に入るもんですね。
天気も良くて、子供もたくさんわらわら、身体を動かしてお酒を飲み、笑いあって、美味しいものを食べる。できあがったのは集合時間からどれくらいたってから?みんなで自然と手伝いあって、のんびりと。

アフリカのいいところ、少しは日本でも体験できたんじゃないかな、と思います。最高の時間でした!


ということで今回はライトスープの作り方。


の前にガーナのライトスープの写真を少々。これは中にフフが入っているバージョン。

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材料
パームオイル 大さじ2(新大久保、アメ横で売っています。ない場合はサラダ油で)
玉ねぎ    1つ
しょうが   親指大
鶏肉     500g
サバ水煮缶  1缶
トマト缶   1缶
トマトペースト大さじ1
コンソメ   2つ
塩      適宜
こしょう   少々





作り方
1、玉ねぎの半分としょうがをすりおろす。残りの玉ねぎは2cm幅に切る。鶏肉は一口大に。
2、鍋にパームオイルとすりおろしたしょうがと玉ねぎを加えて火にかけ、よく炒める。
3、トマト缶を加え、炒め、水を加える。
4、別のフライパンで鶏肉の表面をよく焼きつける。
5、4を油ごと3に投入し、サバ水煮缶を汁ごと、コンソメ、トマトペーストも加えて煮る。
6、材料に火が通ったら塩で調味する。



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かたつむりとグラスカッターという大きいねずみのような生き物が入ったスペシャル版。日本円にして1500円くらいしました。




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Ghanian Peanutbutter Soup

Wed, 25/07/2012

21日に開催したガーナについてのワークショップで教えていただいたガーナ料理のひとつ、アフリカで広く食べられる、ピーナッツバタースープの紹介です。

教わったのはガーナ人国連職員の奥様。在日歴も長く、日本語もぺらぺら、とっても気さくなアフリカらしい良い方です。
料理の作り方から、ガーナの文化、風習、食事、ビジネスについて、ガーナ人、これからガーナでビジネスを始める方、JETROの方、も多数交え、濃くて楽しい時間となりました。


そもそもこの会を開催したのは、ガーナのとあるスパイスとの出会いをきっかけに、ガーナのまだ知られていない有用植物(食材)を輸入するプロジェクトに関わらせていただているから、です。
最初は「美味しい、これが日本にあったら嬉しい!誰も知らない宝物を見つけちゃった!」だけだったのが、いろーんな人を巻き込んで、あつい素敵な大人たちのプロジェクトになりました。まだまだ進行形。企業秘密もたくさんなので詳しく言えないけれど、いつかどかんと発表します。

現地調査のために8月にはガーナに向かいます。ガーナではどんな新しい食べ物が待っているのだろう!
グラスカッター(というモルモットのような生物)、抜くときにきゅるるんと鳴くキノコ、知らないスパイス、ヤギ(日本のと違って臭くないらしい)、調理用バナナ=プランテーン、ヤムいも、キャッサバ、などなど口にしたことのないものがたくさんあるようで、それがまた未知の調理法、未知の味付けで出てくるなんて楽しみすぎる。
このわくわくを日本に帰国した後に、みなさんにシェアできるように、存分に食べ、勉強してこようと思います。



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写真は手でのお行儀のよい食べ方を習っているところ。





PeanutButter Soup

材料 4人分(ガーナ人は計量しないのよ!とのことなので、非常に目分量です)
・鶏肉 手羽元 8本
・玉ねぎ    2つ 
・しょうが   1/3片
・トマト    1つ
・ほうれん草  1/2束(カリフラワー、オクラでも可)
・コンソメ(今回はガーナのエビコンソメを使用) 1片

※1
・水      1カップ
・ピーナッツバター(本来は甘くないもの、普通に売っている甘いのでも可) 大さじ2
・トマトペースト 小さじ2



作り方
1、玉ねぎ1つ、しょうがをざっくり切り、水を加えてフードプロセッサーでペースト状にしてこす。
2、1と塩、コンソメで手羽元肉をマリネし、1時間置く。
3、鍋に油を敷き、2とざく切りにした玉ねぎ、トマトを加えて炒め、その後蒸し焼きにする。(トマトの皮はとれたらbetter)
4、鍋に※1をすべて入れて加熱し、表面に油が浮いてきたら、3に加える。ひたひたになるように水で調整する。
5、肉に火が通って柔らかくなったら、ほうれん草を加えて完成。






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ガーナには主食がたくさんありますが、今回は食用バナナ、ヤムイモ、キャッサバを餅のようについた「フフ」と合わせていただきました。
日本ではインスタントの粉が売られており、水を加えてそばがきのように鍋の中で練って作ります。




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※1でこして残ったしょうがと玉ねぎは別の主食を作る際に使用しました。乞うご期待。




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